お金を貯めよう

『真・女神転生III-NOCTURNE』

システムはよく言えばシンプルで分り易く、悪く言えば古臭く感じるほどレトロ。戦闘を有利にするにはレベルを上げるか敵の弱点属性の攻撃をかけ続けるぐらいしかなく。小手先の誤魔化しが効きません。

加えてこの難易度の高さ。ザコの即死攻撃で1発でゲームオーバー、というのはメガテンの伝統として気を抜くと通常攻撃でも格下の敵に全滅させられることもしばしば。戦闘が終ったら常にベストコンディションに回復する癖をつけねば…!

でも、この一見高過ぎとも思える難易度は決して不条理ではなく。ちゃんと敵を研究して(つまり「死んで覚える」これもレトロスタイルですが)弱点を分析し、ベストなパーティを編成して挑めば勝てるのです。逆に適当にレベルだけ上げて普通に強いから大丈夫だろ、と気を抜いて挑んでいれば上記のように簡単に全滅。1戦1戦気を引き締めて挑む真摯な態度と集中力を要求されます。題材が題材だけに敵の種類ってものっそい多いはずなんですが…それを全て調整してこうして「高い難易度でゲーム性を完成させた」製作サイドの努力、情熱を見せ付けられるようで。思わずPS2に向かってありがとうと言ってしまいました。何となくやっててゲームにこんなに真剣になったのってファミコン時代以来じゃないかと思う辺りもレトロ。

全くミソがつかない訳ではありません。マップやフラグが分り辛いのはもうちょい何とかならなかったかと。後は好き好きですが…世界崩壊後の東京で展開されるソリッドなストーリーがアクが強く決して万人向けではないですし。あと仲魔自体が経験値でレベルアップできること命令を100%聞いてくれることで「1体の悪魔を長く使う」ように設計されてますが私としては色々悪魔を乗り換えて使いたかったので…まぁこれはこれでアリですが。

全体的な印象は本当にグラフィック、BGMを最新にしたファミコンソフト、てな感じで。真剣にRPGを楽しみたい人は、是非。