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いくつもの週末

江國香織さんが書いた『いくつもの週末』というタイトルのエッセイを読みました。

これは結婚をした江國さんが、夫と過ごす中で感じた事を書き綴ったエッセイ集です。

このエッセイを読んで私が感じた事は、まず言葉の使い方が非常にユニークであり詩的であると言うことです。

少しだけ引用すると、「いつも週末だったら私たちは間違いなく木っ端微塵だ。南の島で木っ端微塵。ちょっと憧れないこともないけれど。」と週末、夫と過ごす時間について表現しています。個人的にはなんで夫婦で過ごせる週末にこんなに危うい言葉を選ぶのか不思議でした。

このエッセイ実は、新婚である彼女のいわゆる甘い生活と言うものはあまり感じられません。むしろ南の島(孤島)に2人でいるという、その心細さいや危うさが間接的に語られています。

特に離婚について、夫のいないところで江國さんがあれはやこれやと想像してするところは、男の目線からすると少しゾッとしてしまうかもしれません。

万人に共通した感覚かどうかはわかりませんが、江國さんの独特の感性が、これまた独特の表現や言葉遣いによって語られるエッセイでした。個人的にはとても芸術的な作品だと思います。基本的には女性向けですが男性にもおすすめです。