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『おばちゃまはハネムーン』は古い友情がスパイスとなっている作品

『おばちゃまはハネムーン』は、ドロシー・ギルマンによる「ミセス・ポリファックス・シリーズ」の1冊で、『おばちゃまは香港スパイ』の後の日々を描いた作品です。

『おばちゃまは香港スパイ』でテロリストに捕まり、拷問を受けたミセス・ポリファックスは、背中の傷も治り、セラピーを受けて夜中にうなされることもなくなっていました。そして、夫と休暇にタイへの旅行をすることにします。

出発直前、ミセス・ポリファックスに任務が与えられます。タイで情報屋から小さな包みを受け取るという任務です。夫のサイルスは、妻を気遣って反対しますが、彼女は、香港での失敗から立ち直るには新しい任務に挑戦するのが良いと考えて引き受けます。

タイでトラブルに巻き込まれたのは、今度は夫のサイルスでした。ミセス・ポリファックスはサイルスを追って森に分け入ります。ミセス・ポリファックスの道連れのなったのは、チークの密売人のボンチューでした。ボンチューとミセス・ポリファックスは次第に心を通わせていきます。そこに、両者、特にミセス・ポリファックスの人柄が表れています。

事態が行き詰まった時、思いがけず、救いの手を差し伸べたのが、タイの奥地の高僧でした。実はその高僧がサイルスの旧友だと、後日、ミセス・ポリファックスが確信するところで、物語は終わっています。『おばちゃまはハネムーン』は夫婦愛がメインとなり、古い友情がスパイスとなっている作品です。